スタッフブログ
第3回・実業之日本社ダダ本プロジェクト
- 2010.04.11
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昨日、実業之日本社さんの第3回ダダ本プロジェクトに参加しましたのでご報告
ダダ本プロジェクトとは
前回内容を当ブログ(2010年03月12日)でも紹介。
編集・酒井さんのご案内を引用させて頂き、今回の内容をご紹介いたします。
― 今回のテーマは「電子出版」。『バッファ仕事術』(仮題)は、編集者としては電子出版もひとつの可能性として考えています。ただ、本を電子出版する意味はどこにあるのか。紙と電子でどんな差別化が考えられるのか…などはきちんと考えるべき要素です。さらに話題のiPadに関してや電子出版の今と未来は、などを皆さんと学び、ブレストできればと思っています。ー
今回もまた、非常に先越で勉強になり、また想像力を高められる素晴らしい内容でした。
感動が冷め切らない内に、皆様にお伝えしなきゃっ
全貌はこちらユーストリーム でご覧いただけます。
私が感じたところを私なりの感性でまとめれば、
「読者がお金を払ってでも手に入れたい体験価値とは?」
↓
コンテンツを介したコミュニケーション。
↓
文章価値をパッケージすることである。
デジタルの良さとは?
商品を作る上で参加しない、後ろにいる人をも入れ込む面白さ。
編集者はパッケージングを求められること。
同時に、商品のプロデューサーでなければならないこと。
それは、読者の左脳だけではなく、右脳にも訴える力があること。
そして、あらゆるクリエイティブな人の可能性を伸ばすこと。
ゆえに、読書体験の次元をアップするということ。
例)理科の実験の教科書は、実験経過の画像を入れ込み理解を深める。
例)祖先が孫に伝えたい本の朗読映像を、本の文中で再生できる。本のギフトとしての価値を産み出す。
例)同じ本を読んだ世界中の人が、どこでどう感じたのか、共有することができる公式ブックマーカー。
例)本の内容をさらに深めるコンテンツにリンクできる。
例)どんな悩みを抱えて、どんな人達が読んでるものなのか探れることにより、本との出会い率を高める。
では紙の本の価値とは?
・ページをめくった時のインパクト、売り方等、コンテンツが紙媒体として精査されていく過程にある。
・ブログ等の情報公開と、本とでは精査の度合が全く違う。
・ページをめくった時の感動、読まれた時の感動は、デジタルにない価値を産み出す。
では、情報を産むのは誰か?
著者だけの力ではない。
著者+編集者+営業等、商用としての商品価値をあらゆる面から考えるプロがいるからこその“本”である。
総合して、
電子出版とは、単に物語が動画で見られることに終始するのではなく、
いかに”新しい読書体験”をつくれるのか、これが肝心である。
また、本を通したコミュニケーションの発展が見込めないところに需要はない。
ではコミュニケーションとは。
国内の本を通じたコミュニケーション網の達成は、簡易であろうと需要が見込まれるが、世界中の人と意見交換ができなくてはコミュニケーションとは呼べない。
日本語は2バイトゆえに、世界とのwebコミュニケーションが進まない現状を打破する動きが肝要。
踏まえた結論は、
今現状でビジネス書の電子出版がもたらす需要予測が不明瞭。
今回の場合は、テスト的に、日本語圏内での読者と著者と出版社の意思疎通を図る程度に進めるべきではないか―。
というところで惜しまれながらも今会議は終了。
私の所感として、
現時点でipohnユーザーは約300万人。
その他携帯での電子書籍(コミック以外)読書ユーザーを含め、
需要は発展途上段階。
しかし、もちろん、日本の誰かが必ず切り開いて推進していく電子分野。
そして、電子に敏感なのは他でもないビジネスマンが圧倒的。
さらに、ビジネスマンの中でも若年層であり、開拓精神の強い方に好まれるであろう電子書籍。
そんなビジネスマンになったつもりで考えると、今何を求めているか。きっと「時間」じゃないかな。
まさに、今回のテーマである『バッファ』とは時間革命の方法論である。それを猛アピールすべき。
電子書籍として普及していく方法は?
きっと、「FREE」にあると思う。
内容を全文タダで電子公開すること。
本当に求められる内容であれば、「FREE」は口コミをよぶ→ファンが増える→講演会要請が入る→そこで本を売る。
これが需要と印刷本の王道ではないかと感じる。
需要不明瞭のなかの大量印刷は、地球保護観点から見ても”無駄”でしかない。
“無駄”を踏まえてのギャンブル展開ほど地球に悪いものはない。
若手ビジネスマン相手のビジネス書の成功例が一つ、国内で持ち上がれば、
影響は計り知れない。
ぜひトライしていただきたい、と私は願う。
『バッファ仕事術』(仮題)は本年9月9日発売に決定しました!
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