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押圧マッサージとは2014/08/06更新

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押圧療法とは長い伝統を持つ中国医学の治療法であり、経穴を押圧することにより臓器の回復や経絡の復調を促すこと。人間の身体にはマッサージの刺激に反応して治癒力を発揮する能力が備わっている。押圧療法はこの能力を活用した治療法である。中国医学の根幹には、生命力すなわち気というものの存在が大前提としてある。この生命力は体内において網のように張り巡らされた経絡を流れる。痛みや症状はこの自由な気の流れが滞ることから生じる。治療の目的は鎮静的あるいは強壮的な刺激を通じてこの乱れた気の流れを再び自由な流れに戻すことにある。

 

歴史

押圧療法は今から約4000年前にアジアにおいて発展した。その長い伝統において押圧療法は鍼治療と切ってもきれない関係にある。両者とも経絡体系をその基礎におき、また、治療で扱う経穴も一致している。しかし、鍼治療に比べて少ない経穴を使用することから、押圧療法は鍼治療の妹として位置づけられている。古典書「黄帝内経(こうていだいけい)」(紀元前約100年)においてすでに治療体系としてのマッサージが言及され、簡単な手技の説明もされている。痛みを和らげ、筋肉を解きほぐし、生体エネルギーの停滞を解放するために押圧療法は用いられた。この種のマッサージ法の詳細な記述を初めて遺したのは中国人医、孫思邈(そんしばく)(紀元後582-681年)であった。

 

押圧マッサージの手技

治療の基本は圧迫である。皮膚の深層に至る垂直的な圧迫は血行をよくする(2-7秒)。その効果は30秒後には自律神経と内臓器官に到達する。強く深く、かつ持続的な圧迫には鎮静効果がある。親指もしくはそのほかの指1本(主に人差し指)を用いるが、いくつかの特別な部位においては、例外として指の爪で圧力を加えることもある。頭部や四肢の場合は、2方向から押圧することもできる。痛みがある場合には、丁寧かる慎重に施術すること。

 

3種の伝統的施術方法

●増強法(強化)

柔らかく表面的、軽い押圧、振動、摩擦、回圧、按撫、求心的、経脈方向に順ずる

  • 減弱法(鎮静化)

繰り返し強く、早く深く、圧迫、摩擦、遠心的、経脈方向に逆らうこともある

 

●中間法(調和化)

ゆっくりと、優しく一定の強さで摩擦、標準的な押圧の強度

 

経穴を探る方法

経穴を見つけるには、骨の凹凸、筋肉の隙間や隆起などの解剖学的な特徴を手がかりとする。経穴はどれも指先ほどの大きさである。熟練した施術者はまるで磁石に吸い寄せられるかのように経穴を見つけることができる。経穴に軽く触れただけで生じる過敏反応、かゆみ、痛み、こわばりは患者の障害の証拠である。神経系からの反応を感じ取る必要がある。

 

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