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睡眠とは2014/08/04更新

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睡眠とは、人間と動物に1日1度は起きる、相対的に意識と動きがなくなるナチュラルな状態と定義されている。体は起きている間、酸素を取り入れながら食べ物を燃焼させて、あらゆる肉体的活動と精神的活動に必要なエネルギーを供給している。このことを“異化作用”という。また、刺激ホルモン―主としてアドレナリン(エピネフリン)と副腎皮質ホルモン―の作用が支配している。これに対し、睡眠中は“同化作用”の状態に移行し、エネルギーの貯蔵と回復、そして成長プロセスが支配的になる。アドレナリンや副腎皮質ホルモン―同化作用を抑制するホルモン―のレベルは低下し、成長ホルモンの分泌が始まる。夜になると体温が下がり始め、またアドレナリンや副腎皮質ホルモンといった、覚醒や活動性に関係するホルモンのレベルも下がり始めるため眠くなる。体温は明け方まで下がり続け、午前5時には最低レベルに達する。

 

眠りの周期

私たちは90分から100分の周期で眠っている。通常は、第1段階、第2段階、第3段階、第4段階のノンレム睡眠を経てから第2段階に戻ったあと、最初のレム睡眠に入るまでは1周期である。睡眠の前半では深い眠り(第3・4段階)がレム睡眠より長く、後半ではレム睡眠が長くなる。たいていの人は5回の周期を経て目覚める。

 

夢の役割

夢を見るという現象については、歴史を通じ、さまざまな文化が独自の解釈をしている。多くの伝統的社会では、今も昔も夢で未来を予測したり、心理的な問題を探し出すことができると信じられている。心理学者シグムント・フロイト(1856~1939)は心を潜在意識と意識に分け、起きている間は自我の命令によって道徳規律が守られているが、眠っている時は潜在意識の欲求が夢として現われると考え、夢診断を確立させた。中国哲学では、夢の分析は病気の診断法として重要な位置を占めている。夢の内容は、内臓に宿るエネルギーと天体のエネルギーのバランスによってコントロールされる。1日の各時刻はそれぞれ異なる内臓と感情に関係しており、夢をどの時刻に見るかにより、その夢の意味も違ってくる。

 

眠りの敵

現代のライフスタイルは、自然のリズムよりも生活上の都合に支配されることが多いため、睡眠のパターンが乱れ、健康を害する結果につながる。

眠りの本能を害するものとして、夜勤、時差、日中の刺激の過不足、心理的要素、気温の変化、光(日中に日光を浴びるほど夜によく眠れる)などがある。

 

不眠症

不眠症はまったく眠れない、なかなか眠れない、何度も目が覚めてしまうという症状に対して使われる。また、睡眠不足によって肉体的にも精神的にも苦しんでいる症状がある。不眠症は基本的には病気ではなく、体内のバランスが崩れたことによる一症状であり、さまざまな原因を考えられる。

 

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