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カルマとは2014/07/09更新

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カルマはごく深遠な霊的哲学であり、仏教とヒンズー教の中心テーマの1つである。基本的にはカルマは免れない宇宙の摂理なので、カルマの教えを聞いたことがあるかどうか、あるいは理解しているかどうかにかかわらず、私たちはみなその動きに支配されている。カルマはしばしば、ある種の神秘的な運命または宿命と称されるが、この定義が完全な間違いではないにせよ、現代社会でカルマの真意が理解されることはめったにないのである。

 

カルマは仏典の中の重要なテーマであり、他の数多くの仏教の教えすべてと依存し合って働いている。例えば慈しみの教えは、カルマの働きへの理解に基づいている。カルマはサンクリット語の言葉だが、パーリ語でカンマとも言う。サンクリット語もパーリ語も古代インドの言語で、仏教の原語であるから、どちらも意味は同じである。本書では整合性を保つためにサンクリット語のカルマを使う。

 

伝統的なカルマの考え方は、自分の蒔いた種は自ら刈り取らなければならないということだ。しかし同時に、カルマは、バランスを取る必要がある行為を表しているとも言える。カルマの働きには、過去の行為に対する償いや報いだけでなく、善行に対する報いや見返りも含まれている。それは、人の行為や出来事だけから生じるのではない。態度、思考、欲望、そして、根深い性癖での改善の必要があるものなど全てを網羅している。今日の望みは明日の運命を決定づけるのである。

 

カルマはニュートラルなもので、「良い」も「悪い」もない(ただし、カルマの結果を事の原因を作った自分に返ってくる「悪いカルマ」として体験することがときにあるが)。ひとたび実行に移したことには結果がついて回り、ポジティブで建設的な結果もあれば、人を弱らせる明らかに破壊的な結果もある。カルマは、固定的なものでも普遍的なものでもない。私たちは、常にカルマを作り続けているのである。

 

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