1. ガイアブックスホーム
  2. > スタッフブログ
  3. >
  4. > ウ゛ィウ゛・ラ・ディファレンス!
ガイアブックスのスタッフブログ

スタッフブログ

ウ゛ィウ゛・ラ・ディファレンス!
2010.09.30
「葡萄果実の不足は、2011年以降死活問題となり、需要が供給を越す破断点は2013年になるだろう。」 「生産は限界に近づきつつある。」 「恐怖のヘアピンカーブ。」 葡萄供給の逼迫した状況について各組合が分析しています。 つまり、輸入ワインは今後より高級品になっていくということです。 限りあるワイン市場をより堪能するためには、ワイン生産文化を知る必要があります。 その葡萄産地の歴史、そして不屈で才気あふれる人々まで。 全ての生産者が、商品のあるべき姿、今後の戦略について厳しく自問している現在、フランス北緯49度(パリ東部)に位置するシャンパーニュ地方の彼らは、冷涼な厳しい環境と3度に渡る外国占領を経て鍛え上げられた持ち前の不屈精神・意志を今こそと発揮しているところだそうです。 -スパークリング・シャンパンを発明したのは、ベネディクト会の修道士のピエール・ペリニヨン(1668~1715)だと言われている。18世紀初頭から多くの文献に見られだした頃、「悪魔のワイン」とまで虐げられたが、ルイ15世によって壜輸送の禁止が解かれてから、ナポレオンのシャンパン献上で、シャンパン・ハウスは一気に興隆。その後の技術革新に続き、20世紀は多くのメーカーが乱立し低価格シャンパンが出回った。 その中で現在も最も信望の厚いシャンパンの指導者的存在であるクリュッグ家。歴史的にも品質的にも崇高すぎるシャンパンを生み出し続けるその人を、頑固な伝統主義者のように考える方も少なくないかもしれない。 しかし実は全くそうではなく、その継承者は恐れることなく先入観を捨て、敏鋭な広い視野を見つけだすために情熱を動かされている。まさに、この情熱に動かされて進む天の才こそクリュッグの最高の強さである。 20世紀を代表するシャンパンである「The Krug 1981」は、他が見下すムニエ(あまり良く熟成しないと知られる葡萄品種、ピノ・ムニエ)を5分の1もブレンドしたことで有名である。- 毎年9月、テイスティングの旅に赴くというクリュッグ・チーム。 シャンパンは2次熟成させるため、発売は7~8年程ずれます。 本9月のクリュッグ・ブレンドを楽しめるのは、葡萄界のヘアピンカーブ以降の裕福な一部に限られるのでしょうね。 しかし、人生の薬味でもあるその情勢の変化さえも、ウ゛ィウ゛・ラ・ディファレンス(違いをたのしもう)!!! ガイアブックスから、『FINE WINEシリーズ シャンパン』。 今週初頭から全国発売です! シャンパーニュ地方の名だたる醸造家・ハウス・ブレンダーの熱情や哲学をお聞きください。

最新の3件

このページのTOPへ