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ガイアブックスのスタッフブログ

スタッフブログ

ブランドムックは買いません。
2010.10.16
「ブランドムックコーナーこちらです」 なんて、今や書店の一コーナーとして位置づけられている、宝島社コーナー。 これは10月13日の三省堂書店大宮店。 マインド×ボディ&スピリット-イヴサンローラン どわーっと積んであるのは 10月12日発売の「イヴサンローラン 揺るぎない美」イヴサンローランのトートが付いたムックです。 この写真のような展開が一店のあっちこっちにありました。 実際に目の当たりにすると、圧倒的存在感。 テレビCMもやってますが、店頭での展開がどんな広告よりも視覚的に迫ってきます。 最近の書店では、若い女性をターゲットにマスキングテープ、タロットやエンジェル等のカード、調理器具などの雑貨が併売されているのは当たり前。 私個人の意見では、雑貨と併売することこそ書店の個性を表出す重要な手法だと大いに賛成です。雑貨を置くスペースを取るために、その分書籍が返品されるマイナス要因があったとしても、見ていて楽しい・行く度に新しい発見がある人間的な工夫がある書店って素敵です。読者と対話する店、生きた店って感じがします。 でも、私はブランドムックだけは絶対買わないと決めています。安くて素敵な付録達にはいつも誘惑されますが、“低価格・付録付きの本”が一般的な価値を形成してしまうと、その基準の基でしかマーケティングできなくなる。“良書”を売るという意志ある選書を書店さんが出来なくなって、読者と本の出会いが減ってしまったら悲しいです。子供達・学生達に遺したい本のマーケットを開いていく、そんな未来の書店を思い描いて微力ながらブランドムック非購買運動を続けます。

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