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ガイアブックスのスタッフブログ

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第5回ダダ本プロジェクトに行ってきました
2010.07.23
実業之日本社が本の作り方を全部ダダ漏れする企画、 ダダ本第5回が行われました。 私は、第2回、3回、そして今回の第5回と出席しています。   ※ダダ本って何?という方はこちら を御覧ください。 ※私が書いた過去の記事は、第2回(2010年03月12日) 、第3回(2010年04月11日)をご覧下さい 今回も、本当に面白い!!   本日のテーマは書評ブロガーさん・書店員さん・装丁デザイナーから見る本の評価。   ゲストは 書評ブロガー:せいこうさん、女子勉さん ソウルデザイン:鈴木だいすけさん 丸善丸の内本店ビジネス書担当:田中だいすけさん   ダダ漏れしているのは、 美崎栄一郎 著 『仕事ができる人はなぜ「あそび」を大事にするのか』 9月発売予定。 この本の企画からタイトル決め、電子書籍化、内容について、デザインについて など 読者や書店員、他版元、みんなが意見出し合って作っています。   今回の様子↓ マインド×ボディ&スピリット-ダダ本   参加者には、初校の第1章が配布されました。 その内容について、追記したほうがいいところ、添削したほうがいいところを意見を出し合っていました。   点内容にドラッガーなどの単語を入れればAmazonのキーワードに盛り込む事ができ、検索対策になる。 点内容に多数出てくる「あそび」の使い方がいまいち分かりづらい。 本文中に3種類のあそびが出てくる。「あそび」「遊び」「余裕や余白などに”あそび”とルビをつけたもの」 人が認識できるのは3つまでという事を考えれば、色んな感じに”あそび”とルビをふると、呼んでいて混乱する可能性がある。 ↓ 点著者・編集者としては、こういう字を”あそび”と読ませる言葉遊びという面白みを持たせる狙いがあった。 それも本を読んで楽しんでいただく要素だと。   点読みやすい文章なのだが、あっさりと読みきってしまう。もう少しボリュームがほしい。 ↓ 点「はじめに」「あとがき」などを入れると190頁ほどになる計算。 ボリュームとしては丁度いいと考えている。 ↓ 「はじめに」にボリュームを入れる? ↓ 「はじめに」「あとがき」「目次」は、読者が本を選ぶときに一番参考にするところで、購買意欲を刺激するのに非常に重要な部分。「はじめに」が長すぎると読まれないことが懸念される。 続いて装丁や帯の文言について。 編集・酒井さんが考えているのは、本文中のポイントを帯に箇条書きにする、帯に著者の手帳の画像を入れるなど。   点編集者は帯が売上を左右すると思っているけど、実際の読者は帯は見ない方が多い。 書店員としても帯には注目しない。 点帯をメインにデザインすると、Amazonでは帯が表示されないため読者が本に対するイメージが変わってしまう。また、書評などではAmazonの画像を使うことが多いので、あらゆる露出で帯なしの画像が流通する。 ↓ 例えば、『大事なことはすべて記録しなさい』 ダイアモンド社 帯ありの画像はこれ↓ マインド×ボディ&スピリット-帯あり大事なことは~   amaoznでの表記はこれ↓ マインド×ボディ&スピリット-amazon大事なことは~   ここまで帯をメインにデザインすると、読者が同じ本として認識しない恐れがあります。   点打開策で、帯を取っても同じデザインになるようにするなど。   そして会議は終了で質疑応答の時間です。 参加者からは書評ブロガーという仕事についての質問が多かったです。   点書評ブロガーはどういう観点で本を選んでいるのか? ↓ 好きな本と話題の本、仕事に関係がある本がメイン。 書店で本を探すことは殆ど無い。新刊の情報は出版社のツイッター(今は、作る段階をツイッターでつぶやく版元が多いそうです。)出版社からの情報など、殆どネットから集取している。献本をうけている書評ブロガーは、献本の有力な情報源だが、あまり参考にはしない。   点書評ブロガーさんは売れそうな本と売れない本が分かりますか? ↓ わかりません。出版社はビジネスなので良い本を作るのは当たり前。その前提でそれは、部数を伸ばすための編集なのか、より内容を良くする編集なのか、編集者の意向によって売れ行きが変わるのでは?   点いわゆる売れるための企画とは、ハードルを下げた内容であること。 例えば「もしドラ」(『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』というベストセラーのこと)。ドラッガーは難しいけど入門書なら読みたいという需要は多い。   点書店員としても、僅かな情報だけで売れるか売れないかなんてわからない。 実績主義ではないけれど、出版社の過去の実績や著者の過去の実績を見るしか判断できない。   点そうなると、その著者の今後の著書の売れ行きを左右する可能性のありますね。一冊一冊の編集者の責任は大きいですね。   これらの内容はすべてユーストリームの録画で見れます。 こちら です。

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