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ガイアブックスのスタッフブログ

スタッフブログ

落し物の記憶
2010.04.14
実話です。 取次へ向かう電車の中、 向いの席の人が下車しようと立ち上がったところお買いもの袋がストンっと落ちました。 その人は気づかずにそのままホームへ。 「落ちましたよ!」っと言ってホームまで追いかけて手渡したところ、 プシューッッ ドアが閉まり電車は進行。 あぁぁ。 帰宅の電車では、 ドアに寄りかかっている人の足元にお買いもの袋が。 もしかして、落ちてるの気づいてない? 「落ちてますよ。」 声をかけてみると、 「  …。」 無言で面倒そうに拾い上げてました。 あれ?もしかしてわざと床に置いてたのかな? あぁぁぁ。失敗。 そして地元駅からの帰路の途中、 またです。 コンビにから出てきた人が落としたのは電子マネーのナナコカード。 その人は気づかずにスタスタ。 「あっ落とした。」 拾って立ち上がると、 人ごみにあふれた横断歩道が青に変わり、皆一斉に歩き出しました。 「あれ、落としたのどの人だっけ?」 ちょっと焦りつつ、 「カード落としませんでしたか?」 それっぽい人に声をかけて 何人か目に本人に辿り着きました。 あぁぁぁ、渡せて良かった。電子マネーだから、何か焦っちゃった。 そして帰宅。 パソコン…パソコン… あぁぁぁぁ。 ないー! 電車の網棚に置いたままー! 買ったばかりだし保険入ってないし、ソフトバンクの無線通信は2年間解約できない! 泣きそうになりながら鉄道会社に電話。 ありました。忘れ物事務所に。 血相を変えて騒ぎまくった胸を撫で下ろし、 このブログを書いています。 書いてみて気づきました。 拾った落し物のことなんて忘れてましたが、 自分の落し物の一件で、認識から消えていた記憶がグイグイと寄せ集められて 思い出せば、こんなに落し物と縁があった一日だったんだなと。 「マインドマップ」をご存知でしょうか。 脳と学習について世界的権威者、トニー・ブザンによって発明された思考法で、 日本でも関連書籍が大ヒットしてますね。 マインドマップを幼稚園や小学校などでカリキュラムとして取り入れるマインドマップ協会も立ち上がり、 世界中の教育で実践されつつあります。 脳細胞(ニューロン)は人間には推定1兆個あるとされており、それぞれがマイクロデータ処理伝達システムを備えており、それが何十、何百、何千という触手を四方八方に伸ばしている。そのひとつひとつに備わるシナプスボタンには膨大な量の複雑な生化学情報が押し寄せている。 宇宙のように広大無辺な脳。 単語、数、記号、食べ物、香り、線、色、イメージ、振動、雰囲気、質感…などの感覚や記憶や思考が、 球体から何千万、何億、何十億ものフックを放射線状に広げていると想像してみてほしい。 こんなイメージ↓ マインド×ボディ&スピリット-マインドマップ1 このフックのひとつひとつが他の情報と関連づけられ、その関連づけには、無限の結合の組み合わせがある。 一度関連づけられたものは記憶のデータベースになる。 忘れてた「落し物を拾った」記憶が、「自分の落し物」のフックに引っかかり組み合わさって私の記憶に甦ったんですね。 そしてこの脳のシステムを最大限に活用して想像力を高める方法がマインドマップ。 例↓ マインド×ボディ&スピリット-マインドマップ2 灰色部分の引用・図共に『ザ・マインドマップ』トニー・ブザン著 神田昌典訳 ダイヤモンド社 より。 私はこの本にとても感銘を受けました。

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