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頭痛とは2014/08/05更新

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頭痛は、多数の原因を持つ、よく見られる症状である。頭痛を引き起こす原因としては、ストレス、筋緊張、化学的不均衡、無呼吸症候群、栄養不足、薬の副作用、血管の機能不全、副鼻腔炎、腫瘍、その他さまざまな内的、外的影響が考えられる。頭痛には基本的に2つのタイプがある。

 

  • 血管性頭痛:血圧の上昇によって起こり、頭の内側からずきずきする痛みを伴う。通常、片頭痛と分類されるが、片頭痛は血管性頭痛の一種にすぎない。
  • 緊張性頭痛:軟部組織の短縮によって起こり、筋収縮性頭痛とも呼ばれるが、あとで学ぶように、頭痛は単なる筋の問題ではなく、もっと複雑なものである。このタイプの頭痛は、頭の外側をぎゅっと締め付けられたような痛みを伴う。

 

脳には感覚神経がないため、頭痛とは脳自体の痛みではなく、脳の近傍組織や、肩・首・頭皮の筋などの痛みと考えられる。頭痛の痛みは、感覚神経、血管、髄膜、筋腱骨複合体などが圧迫されて生じる。この圧迫は、主に2つの要因から引き起こされる。

  • 血管の拡張を含む、さまざまな原因による血圧の上昇
  • 結合組織の変化や筋の短縮を含む、軟部組織短縮型の頭痛には最大の効果が得られ、血圧上昇の頭痛にはそこまでの効果は期待できない。

 

頭痛の人口分布

頭痛はよく見られる症状で、すべての年代、すべての文化の人々が経験している痛みでもある。子どもの頭痛は、血管の拡張(片頭痛型)や、ストレス反応(軟部組織短縮型)を増加させる精神的問題に関係したものが多い。また、頭痛に呼応して消化器官に不調をきたす場合も多い。言い換えれば、子どもの頭痛はおなかに出る。学校へ行きたくないときに腹痛を訴える子どもが多いのは、その最たる例と言える。

治療的マッサージは、頭痛の痛みに関係した緊張とストレスをほぐすのに適した、非侵襲性の安全な手法である。

 

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