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神経筋療法とは2014/08/04更新

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神経筋療法(NMT)は、軟組織の疼痛や損傷(感覚変化を含む)の治療を専門に扱う理学療法である。

 

神経筋療法の歴史

神経筋テクニックが最初に開発されたのは1930年代であった。スタンリー・リーフ(Stanley Lief)は、1890年代初頭にラトビアのリュッツェンで生まれ、神経筋テクニックの開発者だと考えられている。ジョセフ・ピラティス(Joseph Pilates)などの理学療法や運動療法の先駆者と同じように、リーフは子供の頃から健康上の問題を抱えながら育ち、父親の店にある健康&フィットネスの雑誌に目をとめた。この一冊の雑誌が彼の人生の岐路となった。Physical Culture誌に触発されてアメリカに向い、米国の健康&フィットネスの父、ベルナール・マクファデン(Bernarr MacFadede)とともに学んだ。リーフとその従兄弟のボリス・チャイトー(Boris Chaitow)はカイロプラティック、オステオパシー、自然療法の資格を取得し、NMTをさらに発展させた。1925年、ライフは英国自然療法学校(British MacFadde)を創設した。

 

神経筋テクニックは、療法士に、組織の緊張、繊維性、浮腫および過敏症、感覚の変化、疼痛などの軟部組織に変化のある部位し関する情報を提供する。神経筋療法では、適切だと考えられれば、検査モードから治療モードに瞬時に痛みを伴わずに移ることができる。1940年代に医療マッサージを実施したロシアの医師、A・マナコフ(A.Manakov)などの先駆者たちは、ストレッチマッサージ(SM)として広く知られるシステムを提案した。SMは神経筋の構成要素に治療効果をおよぼすことに重点を置いていた。それより前の1926年に、フランスの医師、J.デジュリーヌ(J.Dejerine)は、骨盤と下肢の分節性神経支配の解剖学と神経生理学を立証した。この研究が、1944年のインマン(Inman)医師とソーンダース(Saunders)医師による硬節のコンセプトの確立につながった。

 

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