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絶食療法とは2014/08/05更新

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絶食とは、一定期間、水以外のすべての飲食物を断つことと定義され、通常は療法的あるいは宗教的な目的のために行われる。このプロセスでは、不可欠な組織(たとえば生命維持に必要な器官)をエネルギー源として使わず、重要でない組織(脂肪細胞、消化酵素、筋肉の収縮繊維、解糖酵素など)を活用する。

 

絶食療法は広く様々な疾患に効果的であるとのことが近年注目されているが、なかでも特に改善させると注目されているのが以下の症状だ。

 

肥満

一般的に、絶食中の減量は、最初は1日あたり体重の約0.3%で、次第に割合が下がり、30日後には0.10%/日となる。最初の減量の中身は主として水分と塩分である。1kg減量するごとに、およそ310gのタンパク質と550gの脂肪が減ることになる。

しかし、絶食は非常に減量効果が高いが、絶食をするだけで助言や他の生活様式の修正がなかったら減量した体重を長期的に維持することは保証されない。(7,8年後には90%の被験者が元に戻っていた)

 

絶食療法は、5日間以上、入院施設において、管理者の指導の下で行うのが最も好ましいと思われる。米国、カナダ、英国、オーストラリアにはそのような施設がいくつかあり、IAHP(International Association of Hygienic Physicians)が定めた治療基準と倫理原則に従っている。

 

絶食中は、純水(蒸留水、天然水、逆浸透水)のみが推奨される。ジュースを勧める者もいるが、その場合は絶食ではなく制限食となる。なぜならジュースは食事であり、炭水化物を消費し続けることで、身体のケトーシス代謝への移行を阻害するからだ。

その他、サプリメントや運動、日光、休息などの要素を十分にふまえた上で行うことが重要である。絶食療法は個人ではなく、必ず医師のもとで行うことだ。

 

 

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