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温泉療法とは2014/08/04更新

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入浴療法は古くから行われ、おそらく最も古い医療行為であろう。約75年前、他の自然療法と同様に凋落するまでは、絶大な人気を誇っていた。その後、通常医療が近代的なかたちで受けつぎ、成功をおさめた。以来、経験的な知恵を集積した膨大な文献が発展し、多くの科学的証拠が、科学としての温泉学の進歩に貢献してきた。今日の温泉療法の多くは、主としてヨーロッパのスパ(鉱泉)にその端を発する。スパは現存する医療施設のなかで最も古い歴史を持つもののひとつである。医療や医療スタッフの監督のもとで水文学分野の治療を受けるため、何百人もの患者が毎年ヨーロッパや世界中のクリニックに集まっている。

 

温泉療法では、身体に与える直接的・間接的な働きが考慮される。直接的な働きとしては、静水圧、浮力、粘着性、摩擦抵抗などの水の物理効果、温度の影響、使用された物質の経皮的吸収による化学的・薬理学的効果が想定されている。使われる物質には、さまざまな種類の温泉の、二酸化炭素、硫化水素、塩化物、硫酸塩、鉄、酸、ラドン、などがある。

温泉療法の間接的な働きは、自然の力への曝露、運動の訓練効果、環境の変化による社会的・精神的影響などの治療刺激繰り返し受けること発揮される。これらの要素は、有機体の中核神経システム、エンドクリンシステム、免疫システムなどの生理的機能に対し、非特定の複合的刺激として働く。これらの刺激に対して身体が反応し、能力、適応力、自己治癒力の活性化と進展に導かれる。言い換えれば、温泉療法は身体システムとリズムを正常化する効果を持つのである。

 

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