1. ガイアブックスホーム
  2. > ガイアブックス用語集
  3. > 「自然療法・統合医療・健康」に関する用語一覧
  4. > 中国医学
  1. ガイアブックスホーム
  2. > ガイアブックス用語集
  3. > 「ち」からはじまる用語
  4. > 中国医学

中国医学とは2014/08/04更新

このエントリーをはてなブックマークに追加

中国医学(中医学)

目や舌、精神、行動などを見る望診(ぼうしん)、患者の声を聞く聞診(ぶんしん)、口臭や体臭を嗅ぐ嗅診(きゅうしん)、症状について質問する問診(もんしん)、体に触れて脈や体温を調べる切診(せっしん)の診断から総合的に、症状の本当の原因、体の気のバランスの乱れを治療していく伝統医学。漢方薬、鍼、指圧、耳鍼、灸、按摩、食事療法、気功、などで治療する。

 

起源

中国医学は、「黄帝(こうてい)」と「炎帝(えんてい)」という2人の皇帝が発見したと伝えられている。黄帝は人々に絹を織る方法、音律、武術を教え、炎帝は農業を教え、「神農(しんのう)=農業の神」と称されていた。神農は何種類もの植物や鉱物を口に入れて医学効能を確認し、中国で最初の薬草の解説書『神農本草経(しんのうほんぞうけい)』を著した。黄帝も、陰陽や五行論などから身体機能について論じた『黄帝内経素素問(こうていだいけいそもん)』を著した。

 

中医学から見た身体や不調の概念

五行論

世界のあらゆるものは、木、火、土、金、水の5つの元素から成り立っているという考え。

冬の雨(水)は、春の新しい芽ばえをもたらし(木)、木が中央アジアの酷暑に焼かれ(火)、灰になり(土)そこから抽出される金属(金)が空中の水を冷やすと水蒸気になる(水)。

各元素が次の元素を生むサイクルが存在する。この周期を逆回りにすると抑制が生まれる。

身体の臓器も五行の関係で結ばれており、心臓(火)は肺(金)を支配し、腎臓は(水)は心臓を支配する。季節、感覚、味、声、臭い、体液、感情、など、あらゆるものから五行のバランスを診断する。

 

陰と陽

相反するエネルギーのこと。目に見えるものではなく過程を表し、いつも変化し続け動的な相互作用を起こすもの。陰陽の均衡が偏ると問題が生じる。

 

5臓6腑

解剖学や生理学の概念と異なる、中国医学独自の考え。実質臓器と呼ばれる5つの臓(心、肝、脾、肺、腎)と中空臓器と呼ばれる6つの腑(小腸、胆嚢、胃、大腸、膀胱、三(さん)焦(しょう))はそれぞれペアを組み、精神や感情に作用していく。

 

経絡

全身に「気」を分配する道筋のネットワークのこと。正中線を境にした体の片側に12本ずつの経絡があり、それぞれ左右対称になっている。

 

経穴(ツボ)

体の表面近くへ気が流れてくるポイント。

 

関連書籍の紹介

用語をさがす

フリーワード検索

キーワードを入力し用語検索ボタンを押すと、該当する項目が一覧表示されます。

関連カテゴリから用語を探す

このページのTOPへ