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アロマセラピーとは2014/07/07更新

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植物から抽出されるエッセンシャルオイルを用いて健康とくつろぎを助長するセラピーのこと。マッサージ、アロマバス、吸入、蒸散などにエッセンシャルオイルを使うことによって、肉体的な苦痛を和らげるだけでなく、精神的にも非常に大きな効果をもたらす。アロマセラピーを実践するには、慎重にエッセンシャルオイルを選び、適切なキャリアオイルの知識を持ち、最大の効果をあげるにはいつ、どのように利用したらよいのかを理解することが大切。

 

歴史

古代エジプトでは、ハーブは脂に漬けて日干しにしていた。すると、熱によって醸し出された芳香が脂と混ざり、軟膏や固形香料ができた。ファラオの遺体を防腐処理する際には、芳香樹皮、スパイス、樹皮が体腔内に詰められていた。ツタンカーメン王の墳墓で発見されたアラバスター(雪花石膏)の壷には、何千年も経た今でも分析可能な軟膏が収められており、ヒマラヤスギとスパイスの他に、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)などの樹皮が防腐処理に用いられていたことがわかっている。

アラブの偉大な学者アビケンナ(980~1037年)は、蒸留法を再発見するという功績を成し、この技術をバラに用いてローズウォーターやエッセンシャルオイルを抽出した。「アロマセラピー」という言葉は、フランスの香料化学者ルネ=モーリス・ガットフォセによって最初に使われた。第一次世界大戦中、彼は野戦病院でエッセンシャルオイルを用いた治療を行った。もうひとりのフランス人医師ジャン・バルネは、インドシナ戦争で負傷者の治療にエッセンシャルオイルを用い、もうひとりのアロマセラピーの父となった。

 

実際の利用法

エッセンシャルオイルを体内に吹き込んで心身の健康を促進するには、さまざまな方法がある。中でもマッサージは最もよく用いられる方法。湿布やアロマバスは自宅でも簡単に行える。吸入は風邪やインフルエンザに効果的。

間接利用として、オイルを香らせて芳香を楽しむ方法もある。ランプリング、アロマポット、芳香蒸散器、スプレー容器、キャンドルなど。

但し、オイルに直接触れたり、飲んだりしないこと。妊婦や赤ちゃんがエッセンシャルオイルを使う場合は、制限があるのでよく確認すること。高血圧の方には適さないオイルもあるので確認すること。

 

エッセンシャルオイルは、本当に体内に取り込まれる?

マッサージやアロマバスに使用することによってオイルは皮膚から浸透し、リンパ系と血管系に到達し、体内の毒素の排出速度が向上する。免疫系・循環器系を刺激するため、細菌、ウイルス、真菌、微生物に対しての抗ウイルス作用や、花粉症を軽減する抗ヒスタミン作用もある。

蒸散や吸入を用いると芳香分子は大脳辺縁系という脳内の感情を生じさせる部分につながり、感情の起伏、記憶、自律神経系の働きをスムーズにする。からだに障害や疾患がある時には疼痛感覚がコントロールされ、感情にも影響がもたらされる。

 

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