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マンダラとは2016/06/10更新

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“マンダラ”という言葉は古典サンスクリット語に由来していて、マンダラの“マンダ”は“円”“聖なる中心”を意味し、“ラ”は“区切る”を意味している。また、“マンダラ”は“本質の器”と訳されることがあるが、そこにはマンダラのもつ精神的・神秘的な意味合いが込められている。

 

ヒンドゥー教や仏教ではマンダラは霊的修行の聖なるシンボルとされ、多次元的な神の宇宙を二次元的にあらわしたものとされている。複雑で色彩豊かなマンダラに描かれたシンボルや図形には、輝きと喜びに満ちた絶対的存在を実感すること、そして悟りの実現が示されている。なお、ヒンドゥー教と仏教の教えは一見似ているようで異なっており、ヒンドゥー教では神との一体化が重視され、仏教では仏性あるいは悟りへの目覚めが重視される。しかしヒンドゥー教でも仏教でも、マンダラの精妙な図柄は現実世界の目に見えない側面をあらわしていて、霊的成長を助ける手立てとして用いられる。

 

なぜマンダラが必要なのか?

マンダラに触れることで自然や地球ともつながり直すことができるだろう。しかし何より大切なのは、マンダラが、神や高次の自己、内なる自己あるいは“根源”といったものとつながるためのコミュニケーション手段になるという点である。マンダラを瞑想や黙想に用いる人、セラピーやヒーリングに用いる人など、マンダラを活用する人たちは多くいる。なかにはリラックスして自分に集中するためマンダラの塗り絵に取り組む人たちもいる。カール・ユングは広く患者の治療に用いたが、患者たちはマンダラを無意識につうじるための手立てとして描き、自らの問題を克服した。一時期ユング自身マンダラを毎日描き、それが彼に自己変革と癒しをもたらしたと認めている。そして現在では多くの心理療法士やセラピスト、がんセンターのあいだでマンダラは治療の一環として取り入れられている。

 

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