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指圧とは2014/08/04更新

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人体には気と呼ばれる生命エネルギーが流れており、その経路を通じて循環している。このエネルギーの流れは、経路に沿って存在する特別な点(ツボ)に圧を加えたり、流れの滞りを除いたりすることによって影響を与えることができ、それによって特定の身体機能、あるいは全体としての身体をより健康的にすることができる。

指圧療法は、主に身体機能を調整して健康を維持し、病気を予防するために活用されるが、特別な一連のツボや部位に重点を置くことによって、さまざまな健康障害に対処する治療法としても用いられる。

 

歴史

医学理論に関する中国最古の書物は、BC100年頃に著された『黄帝内軽』。鍼やマッサージ、あるいは熱によって人体の特別な点への刺激の効果が記述され、中国伝統医学の診断と治療の基礎が築かれた。

中国の伝統的療法は、AD6世紀頃にはすでに日本に伝わっており、鍼とマッサージの日本的形態である按摩(中国ではanmoと発音される)は、人々の間で広く実践されていた。按摩はその後次第に衰退していったが、20世紀初頭に玉井天碧という現代指圧療法の先駆者が出現することによって、この日本的整体療法は再度表舞台に登場する。彼の著書『指圧法』(1919)は、浪越徳治郎、芹沢勝助、増永静人といった後進に大きな影響を与え、彼等はそれぞれ独自の方法で、この療法を理論的、実践的に発展させてきた。

 

基本原則

陰陽説(気の性質)、五行説(気の様相。木・火・土・金・水)にもとづいて病気の原因を分析し、治療に際してどの経絡に重点を置くかを決定する。体内の経絡からエネルギーが表面に流れてくる点をツボという。そのツボに圧をかけることで、気に刺激を与え、エネルギーの状態を調整する。ツボは目で見ることはできないが、皮膚の下にあるポケットあるいは穴のようなものとしてイメージすることができる。十分に開いた大きなツボもあれば、小さなツボもある。ツボが身体的緊張によって塞がれることによって、不快感が生じたり、少し触れただけで痛みが走るような状態になることがある。塞がれたツボには絶対に圧を加えないようにする。

 

非接触指圧

指圧療法士として修練を重ねると、最小限の接触で(例えば腹部に軽く手を置いただけ、あるいは全く触らずに)被術者内部の気の流れに影響を与えることができる療法士もいる。

人体という肉体的形態は、目に見えない気の層(物質的な身体と宇宙の全エネルギーの間のある種の界面)に包まれている。この層に作用を及ぼし、癒しのエネルギーを与えることもできる。

 

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