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マタニティヨーガとは2014/08/06更新

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妊娠している女性がヨーガを行うと、その体内に調和がもたらされる。お腹の赤ちゃんは、肉体的にお母さんに頼っているだけでなく、お母さんの精神状態や感情の起伏にも敏感に反応しているので、母と子の絆を深めるためには、何よりも母体の心を安定させることが大事である。母体の心が落ち着くと、赤ちゃんはより大きな安心感を得られ、母親は本来持っている能力への信頼を高めることが出来る。

 

精神面での効果

妊娠中は、これから出産して親になることに備えて、感情面でも大きな調整を行う期間。

ゆっくりした瞑想的な動きと意識的な呼吸法を融合させたヨーガなら、明瞭で自信に満ちた精神状態を保つことができる。

また、埋もれていた感情を表面に自然に出す効果もある。理由もないのに、泣いたり悲しくなっても、気持ちを押し殺さないで素直に涙を流させたほうがいい。感情を表現させれば、安心感や開放感が生まれ、赤ちゃんとの関係も明るいものになる。

 

身体面での効果

妊娠中、子宮が広がり胎児の成長と共に体重が重くなるに従って、体の重心が移動し、腰椎が弓なりに曲がっていく。するとそれを補うように肩が丸まってきて、腰と首が痛くなることがある。ヨーガは、体のどこが緊張していてバランスが悪いかを示しながら柔軟性やリラックスする能力を高めることで、体に認識力を教えてくれる。

また、骨盤底の筋肉を鍛えることで、尿漏れ、子宮脱、痔などの諸問題を未然に防ぐことができる。

 

気をつけること

妊娠の段階によって、やってはいけない時間帯やポーズがある。つわりのある期間は特に注意が必要。

 

妊娠3ヶ月まで

この時期はできるだけ休息し、体を妊娠状態に慣らすことが大事。流産になる危険性が高いので、激しいポーズは行わないこと。シャヴァーサナ(屍のポーズ)で呼吸を意識的に行うことで、内部器官をマッサージして循環および消化機能を刺激する効果がある。呼吸を意識できると、陣痛が始まっても落ち着いて集中したまま、収縮のリズムを受け入れることができるようになる。

 

妊娠4ヶ月から6ヶ月まで

吐き気や倦怠感は大抵おさまり、バイタリティーに溢れてくる頃。お腹の大きさによって色々なポーズにチャレンジしてよい。

猫のポーズ、スクワット、前屈のポーズ、優しくひねるポーズなどは、腰と骨盤底をストレッチし、血液の流れをスムーズにする効果がある。

 

妊娠7ヶ月から9ヶ月まで

この時期は、潜在能力と現実の間の貴重な境界であり、母体に蓄積されたプラーナを赤ちゃんに与える素晴らしい期間。ヨーガによるアプローチは瞑想を中心に行うと良い。瞑想を行うことで、自分を母親の視線に置くことができるようになり、視野が広がって、寛大な心、信頼感、そして勇気が生まれてくる。

 

陣痛と出産

出産という行為は、非常に本能的なプロセスであり、その過程で、ヨーガを通して体験してきた内面の力や空間に更に深く関わることができる。陣痛が始まったら、外部との直接的な思考は打ち切って自分の内面に集中すること。ヨーガによって、体にはさまざまな可能性がインプットされているので、出産の際には自分の直感を信じることができる。

 

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