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エクササイズボールとは2014/08/04更新

  • 読み:えくささいずぼーる
  • カテゴリ: ボディーワーク > エクササイズボール
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エクササイズボールとは、身体の各部の筋肉を個別にストレッチし、強化するトレーニングするためのボール。さまざまなサイズや材質があるが、450kg程度の耐圧試験をパスしたもので、表面に滑り止めがついているものが多い。ボールによって、体の芯を安定させる安定筋が強化され、腰痛など姿勢の悪さからくるさまざまな症状を未然に防いだり、緩和したりすることができる。

 

エクササイズボールの歴史

エクササイズボール(スイスボール、ジムボール、バランスボール、フィットネスボール、スタビリティボールとも呼ばれる)は、1960年代にスイスの物理療法サークルで使用されたのが始まりである。そこでは、身体や神経に障害を持つ患者さんの治療や訓練のために、ボールが使われていた。とくに脳性麻痺の子どもたちに対して、平衡感覚を高め、反射作用を維持するのに、ボールが効果的だということがわかった。

臨床目的でボールを使用した最初の療法士が、クライン・フォーゲルバッハ博士である。博士は1970年代から80年代にかけて、成人の整形外科患者に、ボールを使用した治療を施した。このころ、脊椎損傷患者への治療の一環として、ボールの使用が広く行われるようになった。物理療法士たちは、球形というボールの形と可動性によって、患者は全身を安定させてバランス姿勢を保とうとし、より深部の筋肉が鍛えられること、さらにそこから、患者それぞれが、自分の身体や動作を改めて意識することができるということに、気づいていった。

現在では、尿失禁の治療のため、骨盤底筋群を鍛える目的でエクササイズボールが使用されている。ほかにも、出産にそなえて妊婦さんの練習用に使われたり、分娩中にまれに起きることがある、神経の損傷を治療するのに使用されている。

当初は療法士の世界だけに使用が限られていたエクササイズボールも、次第にスポーツ医学の分野で注目を集め、さらに近年になって、一般の人々の健康に役立たせようと、世界中のフィットネスセンターに活躍の場を広げている。

 

基本的なトレーニング

エアロビクス・エクササイズ(有酸素運動)、腹筋を鍛える、脚部と臀部を鍛える、背筋を鍛える、軽いウエイトを使って上半身を鍛える、バランスをとりながら全身を鍛える、ストレッチとリラクゼーションなど

 

ボールを使うと何が違う?

エクササイズボールは、床の上ではどうしても不可能な動きを可能にし、動作の幅を広げてくれる。体の位置や体重のかけかたを変えるだけで、同じエクササイズをごく簡単なものにしたり、非常に難度の高いものにしたりすることができる。ボールのエクササイズを行うと、短くて分厚い筋肉ではなく、長くて細い筋肉をつけることができ、体型が美しく変化する。

 

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