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インディアンヘッドマッサージとは2014/07/08更新

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別名:チャンピサージ、インド式ヘッドマッサージ

インドでは、健康な体を維持するために、生まれたときから家庭内で日常的にマッサージをする。赤ちゃんの時から週に1~2回マッサージを受け、6歳を過ぎるころには家族間でマッサージしあうように教えられる。インディアンマッサージは世代を越えた家族間マッサージという豊かな伝統に育まれ、今日まで千年以上続いてきた。

ナレンドラ・メータ氏は、インド中のヘッドマッサージをリサーチし、体のどの部分がどのマッサージに反応するのかを研究し、体系化した。さらに、宝冠のチャクラ、第三の目のチャクラ、喉のチャクラに働きかけ、エネルギーを全身に行き渡らせ体内バランスを調える効果は、シンプルなヘッドマッサージを越える手法であり、「チャンピサージ」とも呼ばれている。

 

起源

女性たちが日課として季節ごとに様々なオイル(ココナッツ、セサミ、アーモンド、オリーブ、ハーブ、バターミルク、マスタード、ヘンナなど)を使ってヘッドマッサージを行い、強くて艶のある美しい髪を保っていた。理髪師も頭皮の活性化のために同様のテクニックを実践した。個人託に出向き、男性の髪をカットしたあと、サービスとしてヘッドマッサージを提供していたのが習慣となり、王族を含めあらゆる男性が理髪師からヘッドマッサージを受けるようになった。長い年月を経て、このインドの伝統が西洋にも伝わり、ヒンディー語の「チャンピ」から「シャンプー」という言葉が生まれた。

現在のインドでは、ヘッドマッサージは街角、市場、ビーチなど至る所で行われており、朝日や夕日をバックに、最高にリラックスした気分でインディアンヘッドマッサージを受けることができる。ただし、最初に「首は結構」と言っておかないと、首をボキボキ鳴らされるので注意。

 

基本テクニック

オイルやクリームは使わない。洋服も脱がない。マッサージをする相手がネックレスやイヤリングをしていたら外してもらう。

マッサージをする相手の後ろに立ち、両手をごく軽く、相手の頭のてっぺんに載せる。ゆっくりとした鼻の呼吸を3回繰り返し、精神統一してからマッサージを始める。肩、上腕、首、頭皮を「指で押す」「筋肉をつかむ」「チャンピ(合掌のポーズで軽やかにたたく)」「アイロンマッサージ(手の腹をスライドさせる)」「もむ」「ひっぱる」「さする」などのテクニックを使ってマッサージし、締めくくりは、スタート同様に頭の上に両手を乗せた状態でマッサージを終了する。

 

ナレンドラ・メータ

整骨医、マッサージ師。インディアンヘッドマッサージの第一人者。インドで生まれ、1歳の時に全盲になる。子供のときからヘッドマッサージを日常的に行う環境にいた。1970年代にイギリスへ物理療法を学びに渡るが、そこでは頭に関するマッサージ技術は教えられていないことに愕然とし、自らインド中を回ってヘッドマッサージのテクニックをリサーチして体系立てた。1981年、ロンドンのオリンピアで開催された「心と体と精神」と題するシンポジウムで講習を行ったことがきっかけで、教室をひらく。LCIC(London Centre of Indian Champissage)には、世界各国から生徒が集まっている。

 

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