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アレクサンダー・テクニークとは2014/07/07更新

  • 読み:あれくさんだー・てくにーく
  • カテゴリ: ボディーワーク > アレクサンダー・テクニーク
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アレクサンダー・テクニークは、人間の自己認識や自己学習といった資質を助ける大変重要な理論。フレデリック・マサイアス・アレクサンダーが20世紀を迎えるころに創設したアレクサンダー・テクニークは、信頼性の高い効果的なセルフヘルプとセルフマスタリーの手法として、医療、教育、演劇、ミュージカルの各分野で広く認められている。正しい姿勢、自由な動き、楽な呼吸、自信、総体的な幸福感を手に入れるのに役立ち、背中や首の痛み、全身のこりを和らげる。それによって心が鎮まり、思考が明晰になり、仕事の効率があがる。

 

?歴史

フレデリック・アサイアス・アレクサンダーは、1869年にタスマニアの農家の息子として生まれる。俳優を目指し、有望なソロのパフォーマーとしてキャリアを築いてきたが、1890年代に、発生が困難になり始める。その原因は、医者にも突き止めることができなかった。アレクサンダーは鏡に映った自分の姿を観察して、症状の原因が姿勢のメカニズムの間違った使い方にあり、この間違った使い方が、ストレスの多い現代社会において数多くの病気の原因となっているという結論に至った。著書『The Use of Self』(1932)の中で、この自己発見のプロセスと、悪い習慣を克服するために編み出したテクニークを、自分だけではなく他の人にも役立てようと解説している。その後、オーストラリア、シドニー、ロンドンなどでテクニークを教えていくうちに、わずか数年でアレクサンダー・テクニークは多くの俳優に人気を博していった。劇作家のジョージ・バーナード・ジョー、俳優のサー・ヘンリー・アーヴィング、リリー・ラングトリーなど、彼の元で学んだ生徒は演技力が飛躍していった。

 

基本原則

習慣として定着してしまった、無意識に行う動作をよく見つめ、身体を正しく使うために意識的に指示を与える。頭―首―背中の関係が、動作の自由・効率・調整を左右しているので、意識の抑制と方向づけを適用する(プライマリー・コントロール)。

また、無意識に空間的位置を判断するプロセスと働き(自己受容感覚)と、その情報を評価する能力(感覚的評価)を正しく調整することで、筋肉の緊張をほぐす。

 

背筋を伸ばして立ち、伸びやかに歩く

前に歩くことは、目的を達成したり、食物、住みか、仲間など生活に必要な物を手に入れることを可能にする。人間の体は、前進と垂直方向に伸びる動作を協調させる、優れたデザインを持っている。歩くときに必要な動作をどれほど自然に協調させているかが、動作の無駄のなさや美しさを作る。

静止して、周辺環境からのプレッシャーや結果重視の傾向をつかの間でも取り除くと、首が解放され、身体の前面の緊張を解放することができる。身体が伸びると脚の関節が解放されて、前進しようとしたときに、足首、ひざ、尻に何の制限も無い状態が生まれ、エネルギッシュに前進できるようになる。

 

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