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ナチュラルハウスとは2014/07/10更新

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「ナチュラルハウス」の定義はこれといって定められているわけではない。表面的には、インテリアデザイナーが好みそうな、アースカラーやラフな質感のファブリックなどが目に映るだろう。しかし、ナチュラルなデザインはこれよりもっと奥が深いものである。自然光、新鮮な空気、ナチュラルな香りと音、そして自然そのものを積極的に取り込むことで、どんな建築様式でもナチュラルハウスに近づくことができる。

 

ナチュラルハウスの歴史

?ナチュラルハウスの基準となる、身体の健康、精神の平安、環境との調和。これらは全て世界中の文化における人間の体験と住まいの建築に関する人種的伝統の中に深く根ざしている。

 

この2世紀において、西欧の伝統はこのような見解から逸脱し、ナチュラルハウスの基準に対する尊重の心は隅に追いやられてしまった。しかし、ナチュラル建築の開拓者達は、かつてたくさんいた。日本に対するFrank Lloyd Wright、ドイツにおける建築生物学、ウェールズにおける適切な技術、オーストラリアにおける地下の住まいからアメリカのバイオスフェアにいたるまで。健康、環境生態系保全、精神の3つが1つになったものが、ますます一緒に現れつつあり、新しい建築の息吹が健やかに感じられる。

2~3年前に革命的と思われたアイデアや技術は、より広く拡がり、ナチュラルな製品を手に入れやすくなっている。地球の大半の領域は、かつて豊富な植物、鳥類、動物のいる豊かな密林におおわれていた。私たちの先祖は少数だった。そして、手近なものを得て生活していた。季節が移り変わると動物が移住したように、移動しながら思いのままに歩きまわっていた。考古学的な証拠や、辺境に生き残っている種族との接触から、これらの文化が決して原始的なものではなかったことが明らかになりつつある。

先住の人びとにとっての住まいは、すべての領土と、精気あふれる景観だった。洞窟、樹林、草でおおわれた身の隠せる場所、獣皮のテントは、さまざまな季節に対する、ナチュラルな、そして伝統的な一時的な住まいとなった。私たちが原始的な生活のパターンを変えて永住できる住まいや住居場所を建て始めたのは、つい最近のことなのである。事実、何人かの建築家達は初期の狩猟者達の生活が、比較的安全な定住農業主義に進んで転換していったものではなかったと考えている。人口の増加と野生の資源の減少という圧力があったからこそ行なわれたのだろう。

 

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